加藤化学工業所の特長
タイルの補修なら知識と技術が豊富な釉薬メーカー「リボーンタイル(加藤化学工業所)」へご相談ください。専用の機器を使い、色・質感などを数値・データ化。職人の勘だけに頼らず、コンピュータカラーマッチングシステムを導入しているので安定した品質でお届けできます。1ピース・1シートからの少量生産、滑り止めなどの加工も可能。ご要望通りの補修用タイルを短い納期でお届けいたします。
色や艶、質感などの調整は釉薬メーカーが行っています
補修用タイルの色・質感合わせは、
知識・ノウハウが豊富な釉薬メーカーにおまかせ!
既存のタイルを修復・復元するためには、色や質感などを合わせる必要があります。タイルに関することはすべてタイルメーカーが行っていると思われがちですが、実は、色や艶・質感などの調整は、釉薬メーカーが行っているのです。当社は昭和61年の創業以来、釉薬メーカーとして長きに渡り「色」に関する知識・ノウハウを豊富に培ってきました。補修に必要な「色」、「釉薬」、「原料」に対する高い知識や技術を持ち合わせた当社が、お客さまに直接商品の説明・提案・販売することで、満足度の高い仕上がりをご提供することが可能となります。
釉薬メーカーから タイルメーカーという発想
ハイクオリティ&短納期を実現する、新たなビジネスモデル
補修などが必要になった場合、タイル商社に発注する流れが一般的です。しかし販売を主としているタイル商社では、色や釉薬の詳しい知識や技術がないため、タイルメーカーや釉薬メーカーに作業を委託しています。当社が提案しているのは、タイル商社を利用せず、直接釉薬メーカーへ発注するという流れです。知識と技術が豊富な「釉薬メーカー」が直接お客さまのご要望を伺うので、ご希望に合わせた細やかな調整が可能。関わる工程が減るので、コスト削減や短納期にもつながります。
顧客のニーズに応じた面・色の調整が可能
一般的な補修・改修用タイルの流れ
- お客さま(依頼者)
- タイル商社
- メーカー
- 釉薬メーカー
- タイルメーカー
- タイル商社
- お客さま(依頼者)
タイル商社の提供する補修・改修用タイルは、ほぼ100%がタイルメーカー・釉薬メーカーに委託されます。補修・改修用タイルの色を合わせを行っているのは、タイルメーカーではなく釉薬メーカーがほとんどです。しかし、タイルメーカー・釉薬メーカーに説明する際に誤差が生じるため、品質にムラが生じる場合があります。また納品までに時間がかかるケースが多く見られます。
リボーンタイルの補修・改修用タイルの流れ――これまでにない新たなビジネスモデル――
- お客さま(依頼者)
- リボーンタイル
- タイルメーカー
- リボーンタイル
- お客さま(依頼者)
リボーンタイルが直接お客さまから受注を受けることにより、釉薬の詳細な説明ができるほか、ニーズをしっかりと吸い上げ希望通りの色・質感に仕上げることができます。その復元するタイルを製造するにあたって、型や製造ラインの最も適したタイルメーカーを選出して依頼することも可能。製造の無駄な流れを省き、高品質なものを短い納期でお届けいたします。
長年の取引による地元のタイルメーカーとのネットワーク力
多治見市笠原町は昔からタイルの製造が盛んな地域です。ピーク時に比べて減少しているものの、いまだに15社以上のタイルメーカーが存在しています。リボーンタイルでは、長年に渡り、そういった笠原町のタイルメーカーと取引関係にあるため、各社の製品の強みや弱みをしっかりと把握しています。そのネットワークを活かし、お客さまのニーズにあった製品をおつくりすることができるのです。
長年の実績からなる釉薬製造技術と徹底した品質管理
コンピュータカラーマッチングシステムを用いて数値化。
高度な釉薬製造技術で安定した品質を維持
昭和61年、岐阜県多治見市に創業し、数多くの経験と実績を積んだ当社の釉薬製造技術。日々技術の向上に努め、品質管理にも力を注いでいます。長年培ってきた豊富な経験とノウハウだけに頼ることなく、様々な機器を導入し、数値やデータで管理し調色を行っています。ご注文も1ピースから対応可能。サンプル製造も承っていますので、お気軽にご相談ください。
数値・電子データを用いた製造管理
他社では職人の勘に頼って調色を行っているところが多い中、当社では釉薬に関する色、光沢等の評価や補正を数値化し電子データ化しています。品質を安定させることができ、取引先からも高い信頼をいただいています。コンピュータカラーマッチングシステム(CCM)を導入し、分光計、色差計、グロス計といった専用の機材を用いて調色。このような釉薬の数値化・電子データ化を行っている事業者は、近隣地域ではほとんどありません。
機材紹介
光沢計 | 色差計 | 分光計 | マイクロスコープ |
---|---|---|---|
リボーンタイルの色差データ表
色差 (ΔL.a.b.E) |
ターゲット 淡色 | sample 29 | sample 30 | sample 31◎ |
---|---|---|---|---|
L=73.4 a=0.7 b=1.7 |
ΔL=-0.5 Δa=0 Δb=-0.3 ΔE=0.6 |
ΔL=1 Δa=0.2 Δb=-0.7 ΔE=1.3 |
ΔL=0.3 Δa=0.1 Δb=-0.1 ◎ ΔE=0.3 |
|
光沢(gloss) | 23 | 29.0 | 19.0 | 23◎ |
色差 (ΔL.a.b.E) | ターゲット中色 | sample 33 | sample 34 | sample 35◎ |
---|---|---|---|---|
L=67.1 a=1 b=1 |
ΔL=-1.1 Δa=0 Δb=-0.2 ΔE=1.2 |
ΔL=-1.2 Δa=0.2 Δb=0 ΔE=1.3 |
ΔL=-0.3 Δa=0.1 Δb=-0.1 ◎ ΔE=0.3 |
|
光沢(gloss) | 27 | 29◎ | 27◎ | 26◎ |
色差 (ΔL.a.b.E) |
ターゲット 濃色 | sample 37 | sample 38◎ | sample 39 |
---|---|---|---|---|
L=61.5 a=1.5 b=0.8 |
ΔL=-0.8 Δa=-0.1 Δb=0.2 ◎ ΔE=0.8 |
ΔL=0.1 Δa=0.2 Δb=0 ◎ ΔE=0.2 |
ΔL=0.2 Δa=-0.3 Δb=0 ◎ ΔE=0.4 |
|
光沢(gloss) | 28 | 27◎ | 30◎ | 25△ |
※許容色差(焼き物特有の色ムラ)について(特殊なものを除く)
承認ピースをターゲットとし、荷口釉薬の段階でAAA(ΔEが0~0.8)以内、光沢(gloss)値±30%以内
その釉薬での本体荷口がAA(ΔEが0~1.6)以内、光沢(gloss)値±50%以内
を当社の許容色差としています。(許容差AAA~Aについては別紙参照)
本体荷口がA(ΔEが0~3.2)以内、光沢(gloss)値±70%以内の色差のクレームに関しては実費となりますのでご了承ください。
サンプル製造、多品種少量生産の注文が可能
タイルメーカーの多くが、自社所有のタイル金型のみの製造という「少品種大量生産」をしており、その金型に合わない場合、金型からの製造となってしまうので、少量の注文には対応することができません。しかし、リボーンタイルでは「1ピース」・「1シート」という少ない量からでも注文可能。昭和61年創業の歴史の中で培った釉薬の技術・タイルメーカー製造のネットワークがある当社だからこそ、多品種少量生産を実現することができるのです。自社でのサンプル製造も対応いたします。サンプルで見比べることにより微妙な色の違い、仕上がり具合をしっかりとご確認いただけます。
タイルに機能性を付加する特殊な加工が可能
滑り止めや耐久性が向上。機能性を高める特殊な表面改質
リボーンタイルでは、釉薬だけでなく、無機塗料「アクアナノコート」といった特殊な表面処理も取り扱っています。耐久性を上げたり、滑り抵抗を上げるなどの付加機能を付けたりすることができ、多く採用していただいています。また、コンクリートや木材そのものの耐久性を上げることも可能。無機塗料の技術を用いることによって弱い部分を補い、様々な用途へと広げていくことができるのです。