「リボーンタイル(加藤化学工業所)」は「経年劣化した変色も含めて再現してほしい」「特殊な色合いのタイルなので市販品では合わない」といったさまざまなご要望にお応えし、ご満足いただいています。
実際に当社の商品を使われたタイル補修の事例とともに、施主さま、建築関連業者さまからの生のお声をご紹介。釉薬メーカーならではの納得の色合わせ品質をお確かめください。
既製品のリコート
概要
レンガ色の段鼻タイルの改修。「10枚ほどですがなんとかなりませんか」というご依頼。既製品もなく、型もなく、10枚なので型をつくって生産というわけにもいきません。「微妙なサイズや表面の違いは構いませんが、3本線と色はなんとかしてほしい」という意向でしたので、どう対応するか悩んだ結果・・。既製品でノンスリップ仕様(表面に凸凹)で色は全然違いますが、2㎜くらい大きい3本線の段鼻タイルを見つけることができたので、手作業でリコートして同じような色にするといった対応をさせていただきました。
リボーンタイルからのコメント
イレギュラーでしたので大変でした。まず、既製品のタイルに水ではなくバインダーを使用した釉薬を塗布し再焼成します。(これだけでも色は近くなるのですが2度焼きなので釉と母体の収縮の差が心配で厚く塗ることはできないので、下地がまだ透けてしまっています)
その後、塗料で色と隠ぺい力の微調整を行い、更に塗料の酸化を防ぐためガラスコーティングをして完成させました。
難しかったのですが、何とかつくることができ、お客様に満足していただけて良かったです。